『16歳のあなたへ 〜天国に届け ママの想い〜』
あなたが天国に旅立ってから
15年の年月が経ちました
1歳半だったあなたは、生きていれば 16歳。
高校1年生。
あなたが、大きくなっていく姿が想像できなくて
双子のゆうちゃんの学校の男の子が成長する姿を
あなたに重ねてきた15年間
声変わりをして
背が高くなっていくお友達を見ながら
あなたもこんな風に成長しているのかな?って・・・
中学から高校に進み
子どもから大人になっていく姿を見たとき
1歳半のあなたからは、全く想像が出来ない姿に
とても悲しくなった
生きていれば・・・
もう、ひとつひとつ
落ち込んだり、涙することは、
ほとんどなくなったけれど
日常生活のいろんな場面で
そんな風に感じながら過ごしています
きっと、ママが生きている間はずっと
そう思って生きていくんだろうね・・・
あなたを失った最初の頃
ママの頭の中から
あなたの思い出が消えてしまうようで
とても怖かった
悲しいことだけど 人間の記憶は、
少しずつ、消えていってしまっている
でも、今では
そんなことにおびえる日々も通り越し
その次元ではないところで
あなたを思っているママがいる
今、あなたの存在は
ママが、前を向いて生きていこうと思う
気持ちの原点だったり
ママが、歩いて行く先にある目標だったり・・・
そして、
あなたが、ママ自身の体の中に入って
ママが生きていく上での
力になってくれている気がしている
だから・・・
ママが、どんなに楽しい人生を
送れるようになっても
たくさん元気になっても
決して、あなたのことを忘れてしまったり
あなたの死を受け入れたわけではなく
あなたの存在が、
ママに力を与えてくれていることを感じられて
ママが、前に向いて歩けていることに気がついた
もしね、もし・・・
今
神様がママに逢いに来て
ママの命と引き換えに
再びあなたに命を与えてくれると言ったら・・・
ママは、迷わずママの命を神様に預けるよ
あなたにあなたの人生を送らせてあげたかった
今でも、その思いは変わらない・・・
16歳になったあなたに逢いたい
大人になっていくあなたを見たい・・・
それがかなわないのなら
せめて、
あなたの笑顔をもう一度見てみたい
あなたをもう一度、抱っこして抱きしめたい
それさえも かなわないのなら
あなたをいっぱい いっぱい
いっぱい・・・愛している
その思いだけでも つたえたい・・・
将君、会いたいよ
将君・・・
守ってあげられなくてごめんなさい
助けてあげられなくてごめんなさい
ひとりで逝かせてごめんなさい
2010年1月15日
将君へ
ママより
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