大切な人を失った人は
どんな思いで今を生きているのでしょうか

息子を失った私が、今を生きている
あの日、先を見る事ができなかった私が今を生きている

あのときの私が、今ここにいたらきっと言うでしょう

「あなたにとって、しょうくんの死は、
9年後も生きていられるほど軽いものだったの？」
と・・・

あのときの私は
息をして、ご飯を食べて、お風呂に入って、トイレに行って･･･
そんなことができる自分が許せかなった
生きていることが許せなかった・・・

そんな風に生きていた私が9年経った今を生きている

年末から、あることがきっかけで
9年間の自分の歩いてきた道を振り返った

たくさん泣いてきた　たくさん苦しんできた
でも、その数だけ頑張ってきた

毎年1月17日に思うこと

もう　これ以上　元気になれない　頑張れないと思うぐらい
自分の中で精一杯頑張っている　もう十分だよね・・・

でも、1年経って前の年を振り返ると
やっぱり同じことを感じている
9年も同じことを繰り返していると
今年は、ちょっと違う気持ちになった

来年の1月17日には、どんな自分がいるんだろう
どんな風に前にもう一歩を歩き始めているんだろう
それを考えるとちょっとわくわくする･･･

そして、思う
そう思えるようになった自分を「すごく頑張ってきたね」って
たくさんほめてあげようって・・・

悲しむこと、前を向けずにいたことは大切なことだったと思う
そこから歩き出す時に身につく強さが
今の私の強さになっていると感じるから･･･

9年間、私のそばにいてくれたすべての人に
たくさんの感謝の気持ちを伝えたい

あ・り・が・と・う（*＾o^)/

また、落ち込んでしまうことがあっても大丈夫
私には、みんながいてくれるから・・・

2004年1月17日