高槻市 阿武野中学校校区
阿武野プロジェクト「千の風になって 千のメッセージ」
『命』を大切に!阿武野からのメッセージ
2007年12月15日
高槻市 阿武野中学校校区の阿武野高校で 阿武野プロジェクト 「千の風になって 千のメッセージ」(
『命』を大切に!阿武野からのメッセージ )が 行われました。そこで、私の思いをお話させていただく、機会をいただきました。
この取り組みは、この地域にある 南平台小学校 阿武野小学校 阿武野中学校 阿武野高等学校、各PTA、地域の各団体が一緒になって子どもたちに「いのちの大切さ」を伝え、子どもたちを地域全体で見守り ふれあいを深めることにより、子どもたちや高齢者や障害のある人々も 安心して暮らせる、あたたかい地域をつくることを目的として行われました。
1部は、「千の風になって 千のメッセージと」で、命についての取り組みが紹介されました。また、2部では、地域の方たちによる 「千の風になって」ミニコンサートが、行われました。テノール独唱やバイオリン 合唱にブラスバンドなど とても質の高い、すばらしいものでした。
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私が、このプロジェクトのお手伝いをするきっかけになった理由
2006年、秋 この中学校校内で「いじめられている 苦しい」と書かれた手紙が見つかったそうです。この手紙をきっかけに 学校では、『いのち』の道徳授業に取り組みをはじめたそうです。2007年1月17日にむけて、私の書いた本「ゆうへ 生きていてくれてありがとう」と2003年の兵庫県の追悼のつどいで、遺族代表を努めさせていただいた時の「遺族代表の言葉」を載せていただいている、道徳の副読本 教科書日本文教出版株式会社 「あすを生きる」や 将君のホームページなどを使って、道徳の時間に「いのちの授業」をしていただきました。
その時、担当の先生から ご連絡をいただき、メールで交流させていただき、みなさんからも お手紙をいただきました。
そのつながりから、今回、『千の風になって 千のメッセージ』のプロジェクトで是非、お話をしていただけませんかと ご連絡をいただきました。
私は、2年半前に それまで やっていた 語り部のボランティアなどの活動を 休止していました。
ですので、最初に ご連絡をいただいた時に、それをお受けするかどうか 随分迷いました。お断りするつもりで 担当の方々に会いに行きました。
そこで、その取り組みについての 説明をしていただきました。
最終的に、取り組みのお手伝いをさせていただくことになりました。お受けする事に決めた理由は、子ども達に、命の事を考えてもらうためのものであったからです。
娘と同じ年代の子ども達に 命のことを考えるきっかけになってほしいと願ったからです。
それには、私の一方的な 講演ではなく、子ども達と 近い距離で 色んな事を話したいと思いました。最近の子ども達は、何を考えているのだろう 命について、どう思っているのだろう それを知りたかったのです。
2006年から、中学生などの子ども達が、自ら命を絶っているニュースを見て 心を痛めていました。どうすれば、子ども達が、自ら命を絶つことがない社会が出来るのだろう。(それは、娘が 自ら命を絶つ事をしないためには、どうすればいいのかが原点)
それを解決するには、とても大変な事だと思います。私一人でできることじゃない。でも、これだけ、強く思っているのに 何もしないでいる事は、できなかったのです。小さな小さな力かもしれない。でも、その小さな力が、たくさん集まれば 何かを動かせる力になるかも知れない。その1つになればと思い、お受させていただく事にしました。
担当のコーディネーターの方 に、ご無理を言って 直接、中学校や 高校のみなさんと話をする機会を作っていただきました。
【写真 後日 アップします】
もっと多くの方たちと もっとたくさん お話できればよかったのですが、放課後の限られた時間でしたので それができなかったこと 少し残念でした。(
でも、当日、その時の子ども達が、発表してくださったメッセージを聞いて みんなとお話出来てよかったと心から思いました。)
また、命を考えるビデオを鑑賞させていただいたあと、保護者の方たちとも、命の事、今の中学生が 抱えている問題などについて お話をさせていただく機会をいただきました。
【写真 後日 アップします】
最終的に、12月15日のプロジェクトで、私は、皆さんの前で、お話させていただくことになりました。(10分から15分ぐらい)
そのための原稿を作る時に、子ども達に 自分が経験して来た事をどう伝えればいいのか とても悩みました。
悩んだ結果、私は、娘に伝えたい事を話すことにしました。書ききれない思いは、冊子にして、当日、みなさんに配っていただくことになりました。
原稿を書くにあたって、自分の13年間のことを思い出しました。心の引き出しにしまっていた思いも居引き出してきたので、かなり 辛い作業でしたが、あらためて、この13年間の間、私の回りにいてくれた、家族やお友達に感謝しました。
今回、色んな場面で、いろんな方の辛い経験や思いを聞かせていただき、とても貴重な経験をさせていただいたと思っています。
お話させていただいた、阿武野中学校 阿武野高校の校長先生はじめ、他の先生方の子どもたちへの思いの大きさには、ただただ、感動しました。
お世話になった みなさま 本当にありがとうございます。
【写真 後日 アップします】
※この取り組みは、大阪府の「こころの再生」という 府民運動に参加するというかたちで 計画されたそうです。『こころの再生』府民運動とは、「大人も子供も、一人ひとりが、「生命を大切にする」「お互いを思いやる」「感謝する」「努力する」「公共のルールやマナーを守る」など、時代がどのように変わっても忘れてはならない大切なことを改めて確認し、日々の暮らしの中での行動につなげていくことによって、大阪を、「住んでよかった」「育ってよかった」と思える街にしていこうというものです。」
大阪府『こころの再生』府民運動のサイト
http://www.pref.osaka.jp/kyoisomu/kokoro/index.html
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