1歳半で阪神大震災で天国へ旅立った息子と生きていてくれた娘のために



SINCE 2000.01.17



 

息子を失った悲しみは私達が生きている限り決して消えることはありません。わずか1歳半で旅立ってしまった息子 息子の命をこれからも輝けるものにするために私達は息子のこと、命の大切さを伝えていきたいと思います。 そしてあの時、生きていてくれて絶望から再び生きる喜びを与えてくれた娘に心から感謝し娘のために今ある命を大切にして生きていきます。

「つまづいたおかげで」 相田みつを

つまづいたり ころんだり したおかげで
物事を深く考えるようになりました

あやまちや失敗をくり返したおかげで
少しずつだが
人のやることを 暖かい眼で
見られるようになりました

何回も追いつめられたおかげで
人間としての自分の弱さと だらしなさを
いやというほど知りました

だまされたり 裏切られたり したおかげで
馬鹿正直 で 親切な人間の暖かさを知りました
そして・・・・・・
身近な人の死に逢うたびに
人のいのちのはかなさと
いま ここに
生きていることの尊さを
骨身にしみて味わいました

人のいのちの尊さを
骨身にしみて 味わったおかげで
人のいのちを ほんとうに大切にする
ほんものの人間に裸で逢うことができました

一人のほんものの人間に
めぐり逢えたおかげで
それが縁となり
次々にたくさんのよい人たちに
めぐり逢うことができました

だから わたしのまわりにいる人たちは
みんな よいひとばかりなんです

角川文庫『「にんげんだもの」 相田 みつを 』 より

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阪神大震災から

学校の授業で使ってくださったみなさんから
感想をいただきました。





MIDI by 白い恋人達  / 桑田佳祐

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