優ちゃんへ 2
優ちゃんは、今楽しいですか? ママは、今とっても楽しいよ。 ママはね、やっと優ちゃんと遊んでいるときに 心から楽しんで遊べるようになったんだよ。
去年まではね、学校で運動会があったり 音楽会があったり、参観日があったときに 優ちゃんの姿を見ながら いつも将君を重ねて見ていたんだ。
でもね、今年は、将君を重ねることも少なくなったの。 優ちゃんだけを、純粋な気持ちで見ることができるようになった。
そしたらね、一生懸命がんばって 踊ったり歌ったり発表している姿を ちゃんと上手にできるかなって不安になったり どきどきしたり、ニコニコしながら見ることができるようになったよ。
ママの姿を見つけて、かわいい笑顔で 元気に手を振ってくれている姿を見ているとね 心から楽しんでいるママがいます。
将君には、申し訳ないけれど 優ちゃんのことだけしか見えていない時間が 増えてきたような気がしています。
優ちゃんが、 「ママ、地震のときに優ちゃんと将君とどっちが 死んだほうがよかった?」って 聞いたときに、ママはドキッとしたよ。
その質問の答えは、あの時に答えたように どちらも死んでほしくなかったしか答えられないの。 これから先もその答えだけは変わらないと思う。 本当に、同じだけ二人が大切だから・・・。
でも、優ちゃんに、ママが愛している気持ちを たくさん伝えていたつもりだったけれど 伝えきれていなかったのかもしれないね。 優ちゃんにとっては、きっとまだまだ不安だったんだね。 ごめんね、もう少し気持ちの伝え方を勉強しないとね。
ママが、元気になったのと平行して 優ちゃんが、とっても元気になったのを見てきて、 ママの元気が優ちゃんにとっても 大切なことがわかったよ。
今は、ママも優ちゃんもとっても楽しい毎日を送っているよね。 楽しいお友達もできて、おなかを抱えて 笑う日が増えたものね。
これからも、たくさん面白いことをたくさん考えて 一緒にお腹をかかえて笑う時間を増やそうね。
優ちゃんには、これからもたくさん伝えて行きたい事が 増えていくと思う。
そのたびに、ママは優ちゃんにそれを お話していくからね。
ママが泣いてしまうと一緒に泣いてしまう優ちゃんがいたり ママの目を触って、目がぬれていないかを 確かめている優ちゃんがいたり・・・ まだまだ、弱いママだよね。
だから、ひそかに優ちゃんを 頼りにしているんだ・・・・。 優ちゃんがいてくれるから、 ママは頑張れるし、笑えるんだ・・・ ありがとう、そしてこれからもよろしくね♪
これからも素敵な時間を一緒に作って行こうね。
2002年1月14日
ママより
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