★阪神大震災で天国へ旅立った息子と私を支えてくれている娘のために…★

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1993年7月5日、我が家に男の子と女の子の双子の兄弟が生まれました。
男の子は将(しょう)、女の子は優(ゆう)といいます。

将君は1995年1月17日午前5時46分に、
阪神大震災で天国へ行ってしまいました。



ディズニーシーにて



楽しかったあの頃、

あの楽しい時間のことを思うと寂しくつらくなる。
でも、あの楽しい時間があるから
今を頑張れるし笑っていなくちゃて思う。


同じ楽しい時間なのに
正反対の想いがママの中に生まれてくるの。

どっちの気持ちでいるほうが、将君は喜ぶんだろう。
どっちの時間でいるほうが優ちゃんはうれしいんだろう。

2人が、喜んでくれるのは、笑っているママだね。
ママの行ったり来たりする気持ちを
きっと小さな胸で受け止めてくれているんだと思う。


泣き虫でドジですぐ暗くなってしまうママを
優ちゃんは、時々心配そうな目で見ているね

きっと、将君も天国で優ちゃんと同じような目で
ママを心配してくれているんだろうね

そんな、2人のためにたくさんの笑顔ですごさないとね
生きているとね、いやなことがたくさんある
もう、誰とも会いたくないって思ってしまうこともある

だけど、逃げていても前に進めない。
悲しんでいても、つらくても生きていかなくちゃいけない

そんな時にね、ママは2人のことを考えるの
2人のために、元気でいたいなって
2人のために笑っていたいなって…

だから、ママは、逃げないで生きていくよ
たくさん優ちゃんの笑顔が見たいから
将君に心配をかけたくないから

2人の笑顔がママへの最高のプレゼント
母の日に二人のママでいられることに
感謝の気持ちを込めて、ありがとう

2002年5月12日
母の日




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将くんへの手紙

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