★阪神大震災で天国へ旅立った息子と私を支えてくれている娘のために…★

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1993年7月5日、我が家に男の子と女の子の双子の兄弟が生まれました。
男の子は将(しょう)、女の子は優(ゆう)といいます。

将君は1995年1月17日午前5時46分に、
阪神大震災で天国へ行ってしまいました。



ディズニーシーにて


桜の咲くこの季節
みんなの心が、わくわくする季節
 
私は、将くんを亡くしてから
この季節は、ずっと辛い季節だった
 
将くんを亡くした年、
社宅の窓のすぐそばに
桜の木があった
 
部屋にいても、桜のつぼみが
日々、ふくらんでいくのがよくみえた
 
辛いなら、見なければいいのに
気がつくと、じーっと桜の枝を見てしまう
 
そして、日々、つぼみが大きくなって
ピンク色に色づくのを確認しては
泣いていた
 
家族4人で一緒に過ごしたかった春
2歳に近づいてきて、
色んなところに出かけようと思っていた春
 
将くんのいない春を、迎えることの寂しさを
思いっきり感じた95年の春でした
 
あの春から、7年経った
5年を過ぎた頃から
桜のつぼみが色づいてくるのを
優ちゃんと一緒に、
楽しみにできるようになった
 
お花見もお友達と一緒に
心から楽しんで出来るようになった
 
きっとそれは、優ちゃんがいてくれたから
 
だから、また桜の花がきれいだと
感じることだ出来たんだと思う
 
これからも、一緒にたくさんのことを
感じて家族で歩いて行きたいと思う

2002年4月6日




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将くんへの手紙

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