あなたは 番目の訪問者です 阪神大震災で天国へ旅立った息子と私を支えてくれている娘のために |
1993年7月 我が家に男の子と女の子の双子の 兄弟が生まれました。 息子は1995年1月17日午前5時46分に、 阪神大震災で 1歳半で天国へ旅立ってしまいました。 私たちは、このホームページを通して 亡くなった息子がこの世に生まれて 生きていたという証と そして、生きていてくれた娘へのパパとママの愛情を 伝え残していきたいと思います。 |
今日、お買い物に出かけたとき、 桜が咲いているのを発見! まだ、つぼみがほころびはじめたばかりの 小さな桜の花・・・ 色のない枝に、明るさを与えていた 今から、8年前震災の年の3月のこと 社宅の窓のまん前に桜の木があった・・・ ずっと家に閉じこもって生活したあの頃 私は、窓から見える桜のつぼみを 毎日毎日見ていた・・・ 日に日に膨らんでいくつぼみを 恨むように眺めていた どうか、つぼみが大きくなりませんように つぼみが色づきませんように 花が咲きませんように・・・ 桜の花が咲いてしまうと 冬が終って春になってしまう それが、すごく嫌だった しょうくんが天国へ旅立った あの寒い冬が終ってしまう・・・ おきな悲しみの中 残酷にも時間だけが過ぎていっていた 私の時間は 1月17日午前5時46分で止まったままだった 時間の流れを認めたくなかった ずっとずっととまってほしかった・・・ あれから、8年がたった・・・ 桜の花が咲くのを心待ちにするようになった あの時、咲いてしまった桜を 悲しい気持で見ていた あの時と同じ私の目が 桜の花が、きれいだと感じている この8年間、たくさんのことを感じて生きてきた 辛かったこと、楽しかったこと・・・ 今、そのすべての時間にたくさんたくさん感謝してる 今、悲しみの中に埋もれている大切な人にも 今の私のように 桜の花が再びきれいだと感じられる そんな日がいつかきてほしいと心から願う そして、そんな心が戻ってきた時 一緒にお花見をしたいと思う・・・ 大切な人の写真をもってきて 大切な人の話しなしながら 泣いて そして笑って・・・ そんな日に思いをよせて 今年の桜を見たいと思う 2003年3月25日(火) |
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