1歳半で阪神大震災で天国へ旅立った息子と生きていてくれた娘のために



SINCE 2000.01.17



 

息子を失った悲しみは私達が生きている限り決して消えることはありません。わずか1歳半で旅立ってしまった息子 息子の命をこれからも輝けるものにするために私達は息子のこと、命の大切さを伝えていきたいと思います。 そしてあの時、生きていてくれて絶望から再び生きる喜びを与えてくれた娘に心から感謝し娘のために今ある命を大切にして生きていきます。

暖かい春の気配を感じると、
私の心の奥底にしまってある思いが
筑紫のようににょきにょきと顔をだしてくる

あれから、10年とちょっと・・・

頑張って生きてきたなぁとつくづく思う

どれだけの人に出会ったのだろう
どれだけの人から励ましの言葉をもらったのだろう

あの頃は、心を閉ざしていて
私のことを心配してくれている人がそばにいてくれることさえ
気がつかなかった、気づこうとしなかった

でも、今、あんな私のそばから離れないで
ずっと私たちのことを心配してくれていた
友達がいてくれたことに心から感謝できる

今日、桜のつぼみがすこしずつ大きくなっているのを見た
あんなに辛かった桜の開花が
毎年少しずつだけど、楽しみにできるようになった

しょうくん、天国からも桜のつぼみが膨らんで行くのが見えますか

しょうくんもママと同じ桜を見てるかなぁと思うと
心が温かくなります

私のそばにいてくれる全ての友達にたくさんの感謝を込めて・・・

2005年3月20日

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阪神大震災から

学校の授業で使ってくださったみなさんから
感想をいただきました。


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