ママの想い
こんなママでいたいな。現実は…… イラスト by すずらん さん |
2001年3月26日 |
3月24日から26日まで以前住んでいたところの幼稚園の同窓会に出席する為、山口にいってきました。それは、24日に起こった地震で始まりました(ToT)
ホテルに着いてすぐに震度5強の揺れが来ました。広島で、何十年に一回と言う大地震に遭遇してしまいました。
阪神大震災のときと同じ、たまたま行った場所での地震・・・せっかく転勤で岩国から西宮に引越ししてきたのにわざわざ地震を体験するために岩国に戻ったようでした。
あの時の揺れに比べたらたいしたことがなかったけれど震災以来の大きな揺れに動揺してしまいました。
でも、阪神大震災のときにホテルに泊まっていたら大丈夫だったかもしれないという思いが大きかったので今回は、『ホテルだからつぶれない』と言う安心感もありました。
でも、そう思うほどこれ以上大きくなったらあの時のように家がつぶれると思いました。
でも、私は大きな揺れに机の下に入ることもなく外をただぼっーっと見ていました。あのまま、揺れが大きくなってホテルがつぶれてしまった時、また優ちゃんを失っていたかもしれません動けなかった自分に時間がたつに連れて腹立たしさを感じてきます。
ただ、私が大きくパニックにならなかったのは優ちゃんがそばにいてくれたからです。
そばにいて、無事だということを確かめていたからかもしれません。震災のときにタンスの下で、将くんの生死の確認も出来ないままいたあの時間ほど苦しいことはありませんでした。今回、そばにいて抱きしめてあげていたので安心できました。
将くんも一緒に岩国に連れて行ってあげていたのですが将くんにもまた、地震という怖い思いをさせてしまったかとおもうと申し訳なくて、家に着いてから『ごめんね、こわかったね』とあやまりました。
あの時、今回ゆうちゃんを抱きしめたように、将くんを抱きしめてあげれなかったことを
また、後悔し始めました。
私は、将くんの死のときもそうですがショックを受けたときに、自分をパニックにならないように抑えるようです。どうにかして今の状態を受け入れるために色んなことを考えます。
地震後、ゆうちゃんを連れてお友達の家に行く時も周りの家がつぶれていないのをみて
「阪神大震災よりもたいしたことのない地震だから大丈夫だよ」怖がるゆうちゃんに言いながら、実は自分自身をそれで納得させていたようです。
ゆうちゃんがそばにいてくれているそれだけで、パニックにならなかったことが、ゆうちゃんにとっても安心できたようです。
幸い、ゆうちゃんは今のところそんなに恐怖を残す事もなく、普通にしています。後になってどれぐらいの症状がでてくるかわかりませんが・・・・
今回、私達よりも主人や母達が、一番不安な時間を送ったのではないかと思います。
一瞬にして、阪神大震災のときにタイムスリップしたと思います。
揺れが終わる頃から携帯で電話をかけたのですが全く連絡がとれませんでした。携帯のメールを試しに送ってみたところ送信できました。
阪神大震災のときに携帯電話が便利だったからとたくさんの人が携帯を持つようになりましたが、使えなかったのです。でもメールだけでも使えたので本当によかったです。
しばらくして 公衆電話で家に連絡がつきました。
地震発生から30分以上たったときに、外を見たらみんなが何事もなかったようにみんなが街を歩いていました。なんだか、あの地震は、ホテルの私達の部屋だけが揺れていたのかなって錯覚に感じるぐらい、混乱もなかったように思います。 地震直後の事はわかりませんが・・・
それにしても、何で私達がいったときに限って地震が来るんだろうって納得がいかないです。新幹線が止まったり遅れたりするなか、夕方、無事に家に帰って来れました。
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2001年3月16日 | |
今日は、1日早い月命日にの法要をする日だった。朝は、出かけていたので午後から、だらだらと準備を始めた。夕方、外からゆうちゃんや近所の子供達の遊んでいる楽しそうな声が聞こえてきた。私も外に行きたいと思ったけれど、まだ準備が出来ていなかったのでいけなかった。お供えのお菓子を並べ、お花を生け・・・。将くんのためにしてあげているんだけど、すごく悲しくなった。涙が出るわけではないし、寝込むほどでもない。でも、外で遊んでいるのについていてあげたり、世話ができない。私が、できる将くんのお世話が、お菓子やお花のお供えしかない事が、悲しいです。 今日、最近知り合った方に、お願いしていたイラストが出来上がったからとメールで送っていただいた。とってもやさしい絵で、私と将くんとゆうちゃんのイラストです。すごくかわいくて、感激しました。上のお母さんと子供達のイラストです。ね、素敵でしょv(^o^)。 お寺さんの都合で今日のお参りは、明日に変更になりました。
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2001年3月15日 | |
でも、楽しそうに散歩をしているゆうちゃんを見ていると、将くんがいれば、どんな感じだったかなと考えざる終えない。てっちゃんは、将くんとゆうちゃんが生まれたときからここで買っていたわんちゃんです。生まれてすぐに寝かせていた部屋の横にてっちゃんの犬小屋があって、てっちゃんは、子供達がきになるようで、壁に飛び乗ってこようとして、ずっと子供達の事を見ていた。そのときの泥のあとがまだ、残っている。将くんもてっちゃんが大好きで、震災の2日前に夜中の12時過ぎに、大泣きしててっちゃんを見に来た。犬など動物が大好きだった将くん…。どんな子供に成長していたんだろうか?
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2001年3月14日 | |
世界の色んな所の地震のニュースを聞きます。その度に色んな思いが私の中をかけめぐります。将くんはどんな思いで死んでいったのだろう。その事を考えると胸が苦しくなってしまいます。 今日は、学校の集まりがありました。帰り際、いっしょに役員をしている人に、ホームページのアドレスを教えて欲しいと声をかけてもらいました。みんな、普段、私の前では口にはしていないけれど、時々将君の事を話題にしてくれていることをしって、なんだか嬉しかった(^o^)。○○さんありがとう♪
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2001年3月12日 | |
今日、ホームページを通して交流している学校から授業で使ったという、資料が届きました。思っていたよりもちゃんとした資料でびっくりしました。ビデオなども同封さえれておりこのような形で『将君のホームページ』が授業で使われたことについて、本当にありがたい事です。本当の命の大切さということを子供達に伝える事は難しいと思います。でも、大切さを考えるきっかけになってもらえたら嬉しいなと思っています。
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2001年3月11日 | |
今日、いとこ達と近くにある動物園に行ってきました。はじめてみる(私が)パンダに大興奮してしまいました♪子供は学校の遠足などで2、3回見たことがあったので、いつまでもパンダのの前を動かない大人達に、随分不満そうな顔でした。だから記念写真は、つまらなさそうな顔になってしまいました。でも、この笹を食べるパンダちゃんの写真が撮れたので私は、大満足ですv(^o^)。
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2001年3月10日 |
今日、ディズニーの映画『102』をみて、ゆうちゃんがわんちゃん欲しい病にかかってしまいました。どうしてもダルメシアンの犬が買いたいと大騒ぎしました。でも、うちには「てっちゃん」というわんちゃんがいます。その事を言うと『今買っている犬が死んだら買ってね』という言葉・・・。死んだから、じゃあまた次・・・、子供を亡くした時に、たくさんの人がよく口にする言葉『次の子を早くつくってね』と同じようですきではありません。ゆうちゃんには、動物でも死んでしまったらすぐに代わりがあると言う考え方にはなって欲しくありません。『死』を心から悲しめる子供になって欲しいです。 そういうことで、てっちゃんが死んでから飼うという言葉を絶対つかいたくありませんでした。でも、とっても欲しがっているゆうちゃんには、動物を飼うことは、たいへんな事だということを教えてやりたいと思い、「てっちゃんの散歩に行ったり、ご飯をあげたり、うんちの世話も毎日続けたら、大きくなったら飼ってあげるよ。」という約束をしました。 明日から、ちゃんとお散歩できるかな? |
2001年3月2日 |
私は、小学校1年生の時におじいちゃんを亡くしました。死を悲しむと言う気持ちより、寂しい気持ちの方が大きかった。 でも、将くんを失うまで、いつもおじいちゃんが私のそばにいて、天国から私を見てくれていると思って生活していた。普段はそんなに思わなかったけれど、いいことする時、いけないことする時にいつもおじいちゃんが見ているような気がしていました。 たとえば、誰もいないときに道にゴミが落ちているとして、ひろわなくてもいいんだけど、今私がゴミを拾うことを天国のおじいちゃんはちゃんと見ていて、いい事をした私を誉めてくれているんじゃないかなって思っていたり、もちろんその逆の場合もあります。 何かいけないことをする時、ゴミを道に捨てようかと思ったり、その他色々なんな時に 誰も見てないからって思いませんでした。 「おじいちゃんが見ているからやめとこ」って…。今は、将くんだけどね♪ 私は、将くんを失って色んなことをかんがえるようになりました。それは、将くんが私にくれたプレゼントだと思えるようになってきました。子供ってすごいl。 亡くなった将くんも、生きている優ちゃんも私にたくさんのことを教えてくれます。でも、気持ちのアンテナをいつもはっていないと、気がつかないこともたくさんあります。 人のやさしさや思いを素敵な事だなって思えること、そうとらえる事で人に対する見方もかわってきます。 攻撃的な態度や言葉などをいわれたときには、そんな気持ちになることは無理だけど、そうじゃない時には、ちょっと考えるようにしています。 これからも、将くんのメッセージをたくさん受け取っていきたいと思います。優ちゃんからは、生きていてくれることのありがたさを感じつづけたいと思います。 |